なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

謀略と見殺し

以下、社内掲示板で社長のカキコ(大意)

「あるお客様の前で部下をどついた課長がいて、そのお客様から告発された。
事実確認して、降格+転属を申し渡したが、本人から退職を意思表示あり。」

というのを読んで、真っ先に頭に浮かんだのがあるお客様に数名の部下と常駐しているY川課長だ。
でも社長が直接事実確認したようなカキコだったので、東京本社の人かと思ったが具体的に思いつく人がいない。

今日はM田部長が来阪していたので、尋ねてみたところ。。。

結局それはY川課長で、Y川課長を辞めさせないと部下全員が辞めるっていう交換条件を突きつけられているそうで、会社側はY川課長に東京本社への転属させて誰も辞めない方向で解決したかったそうだが、本人が辞意表明した。 退職日は3月末日に決定し、大阪の管理職と年長組には今会議室でやってる研修が終わってからI崎部長が説明する。 とのこと。

以下、個人的な意見。

常駐先のお客様の中にもY川課長にやり込められている人が居たようなので、その人と部下たちが示し合わせて、最初からY川課長を常駐先から追い出す為の謀略的告発だろうか。。。

殴られた部下達もこれで溜飲を下げたところだろう。 だが、俺としてはこの期に及んでもY川課長にシンパシーがある。管理職としては不向きだが、気骨のある職人気質と人を育てるパッションには溢れていて、それゆえに涙ながらに暴力に訴えることもある今となっては珍しいタイプなので、若い人達からはウザがられているけど、俺的には大好きなのだ。

技術は真っ当な物を持っているので、再就職とかは心配は要らないけれど、こんなカタチで会社を追われる事になるなんて悲しすぎる。

Y川課長の粗暴な側面については、周囲の人間は全員知っていた事なのに、こうして告発という外部イベントが来るまで何も対策をとっていなかった事が悔やまれる。今思えば部下への暴力やお客様への暴言を止めさせるように粘り強く働きかけるべきだった。 周囲の管理職がY川課長を見殺しにしたのだ。 俺も大好きな人を殺した共犯なのだ。