なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

帰りの電車で

雨が降っていなければ帰りの予定は23時の閉園まで遊んで、最終の富士急行で大月、JR特急かいじ123号で甲府の予定だったが、この雨じゃ帰るしか無い。百均のレインコートだけが唯一の雨具。リュックの中の濡れるとまずいものだけをポリ袋に入れ、タオルでリュック全体を包む。雨を吸った荷物が重くなるなか、GIG会場から結構な距離を雨に濡れながら富士急ハイランドを抜けて駅に向かう。自動販売機で切符を買ったらすぐに電車が入って来た。車内で乗り換えのアナウンス。大月で2分後に下りの特急あずさ35号がある。大月で急いであずさに乗り込むとすぐにドアがしまった。そのままデッキで座り込んだ。

『シンゲンモチ食べませんか?』俺と同じようにデッキでへたり込んでいるキッシーズの女の子二人が声を掛けてくれた、旅先で疲れている時には、ちょっとしたコミュニケーションと甘い物が嬉しい。『一人なんですか』、『大阪なんですか』、『長野なんですけど松本までしか帰れない』、『どうしてファンになったんですか』、『明日バイトがあるんです』、『私が高3でこの子は専門』、『田舎だから氣志團のDVD売ってないんです』。親子程歳が離れているのに意外と話が弾む。あっという間に甲府着。さよなら、縁があったらまた会おう。