なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

遺書と平和

朝、父親が起こしに来た。
『あのな〜、T田のおっちゃんが遺書残して家出してんて〜。』
『え〜またかよ〜。どうせカラオケボックスか漫画喫茶で一泊して帰ってくるって〜。』
以前にも似たようなことがあったので、俺は全然心配しないで映画を観に出かけて帰ってくると我が家に親戚が大集合していた。
『今丁度連絡があってな、T田のおっちゃんな〜、福井の実家におってんて。』
『でしょでしょ〜。ところで、もしかしてみんな本気で心配して大集合してたん?』
死ぬ死ぬって自分で言うヤツほど死なないものでござんすなぁ。