なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

14:30、近鉄鶴橋駅停車中の大阪線上本町行きの車内 → なんば、20代女性

この電車は鶴橋で乗り換える乗客が大半である。俺も人波に続いて降りようとしたところで、カタコトジャパニーズのアジア系女性に『この電車、なんば行きますか?』と尋ねられる。『なんばはあっちの電車です』とホームの向かい側に止まっている電車を指差す。 二人で慌てて走ってなんば行きの電車に乗り込む、背中でドアの閉まる音、それがなんだか可笑しくて互いに笑みを交わす。その後は言葉を交わす事は無かったけれど、俺が日本橋で降りる時、終点のなんばまで行く彼女ともう一度笑顔を交わして、別れた。