なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

ハゲタカ (2009,日本)


TOHOシネマズなんば、スクリーン7で鑑賞。
年間ベスト候補作品です。
鷲津(大森南朋)が休暇から戻り、オフィスでスーツに着替えて仕上げにあの鷲津メガネをジャキーンと掛けるカットでは、再び日本にハゲタカが舞い降りたぞって感じがしました。
それにしても同じメガネ(スタルクアイズ P0001-03,PL0001-0003)のはずなのに、俺のより鷲津がしている方が数段カッコ良く見えるのはなぜじゃ〜。w
にゃんこをだっこしている西野(松田龍平)の姿も、あれからゆっくりした時間が経って、少し人間が丸くなったような印象である。ただ再建した西乃屋旅館が勝手口付近しか映されなかったのが残念。表玄関があってこその舞台裏なのになぁ。パンフレットを見ると看板や玄関の写真があったので、編集でカットしたのみたいです。
アカマ自動車社長室での社長(遠藤憲一)が劉の買収に応じると決め、芝野(柴田恭兵)と激論するシーンでは手持ちカメラのブレが激し過ぎて酔い掛ける。このシーンだけは『クローバー・フィールド』を越えてました。w
400万円のシーンでは、劉一華(玉山鉄二)と守山(高良健吾)の二人がなぜこんな不思議な演技が出来るのだろうと思っていたら、パンフレットを読んで納得しました。台本無しで双方には別々の指示を出していたとは、この演出プランにビックリであります。そしてラスト近くにその400万円で守山が劉の夢を叶えると云うのもいいオチでした。
http://www.hagetaka-movie.jp/index.html