花のあと
MOVIX八尾、スクリーン9で鑑賞。
女版『武士の一分』という趣向の作品です。
『一度試合をしただけです』セリフの本当の意味が、『一度試合をしただけで好きになりました』であることを、言った以登（北川景子）でさえ気付かない真実を、才助（甲本雅裕）だけが気づいてしまう。その直後の甲本雅裕の背中の演技がたまらなく切ない。甲本雅裕はそのルックスから求められる役はおおらかで朗らかなキャラクターばかりなので、この許嫁の気持ちが自分ではなく別の（それも既に死んでしまった）男にあることにあることを知りつつ、その男の敵討ちをする以登を手助けするダンディズムが素敵だ。
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