なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

映画館で口論する

インセプション開演前、私の右隣に551蓬莱の紙袋を持った40代のカップルが座った。男性が割り箸を用意しているのを見て『まさか今食べたりしないですよね?』とやんわり釘を刺したつもりが、そのままマイルドな口論に突入。
ニオイが不愉快だからここでは食べないで欲しい。暖かいうちに食べたい。と云うのが双方の主張。このまま相手の出方によっては私の方から更にマイルドな方法で事を荒立てる事も考えましたが、彼は私と本格的な喧嘩になるのを避けるべく一旦は理解を示してくれました。
ところが女性の方が納得しないようで、彼は彼女と相談して『豚まんとシュウマイと肉団子は諦めるから、比較的ニオイのしないチマキだけ食べさせて欲しい。これで譲歩してもらえないか?』と交渉してきました。 奥さんの前でこれ以上彼に恥を掻かせるのも可哀想なので、と少し考えてから『分かりましたそれで譲歩しましょう、但し本編が始まるまでに食べ終わって下さい』と条件付きで合意に至り、二人はすぐに履行してくれました。
まぁ、どうせ映画館を出ながら二人は『あのオッサン、ウザッ! みんな持込みしてるのにようあんなこと言うわ、他人に絡んできてアタマおかしいんとちゃうか!』とか云われてるんだろうけど、次回以降に『また自己中なオッサンに絡まれたらウザイから、今日は551の持込みやめとこ』と思い出してもらえれば幸いである。w
今回の一件で自分を褒めてあげたいところが一つあって、『他店からの飲食物持込みはご遠慮ください、って書いてあるでしょ』とか『周囲に迷惑でしょ』と云った常識的なポイントを一切口にしなかった事である。 自分に都合の良い常識を振りかざすような醜い人間にならずに本当に良かったです。