なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

超大暴れ

精神科クリニックの受付カウンターで医療事務の人に大声で支離滅裂な話を一方的に始める。これまでもあったのだが、今日は声の大きさや興奮の度合いが段違いだった。
クリニックを出て薬局に向かい、そちらのカウンターで処方箋やお薬手帳を渡す。いつものように待っていると、薬剤師に呼ばれ処方大幅に変わったこともあり30分ほど時間が掛かると伝えられる。悪い予感がした。一旦外に連れ出して散歩でもさせた方がいいと思ったが、妹はここで待っていると言う。妹はいつものようにウォーターサーバの水を飲み、トイレに行って帰ってきた途端カウンターに向かって「まだですか!!!」と怒鳴出す。一旦はカウンターから引き剥がしたが、もう興奮状態をすぐには止めることは難しいと判断、妹の口を塞いで肩を掴んで力づくで薬局の外に連れ出す。その時、バランスを崩して妹は仰向けに倒れて、コンクリートの床に頭を打ち付けた。ゴン、と云う鈍い音がした。ああ、またやってしまった。幸いにも意識もあり自分で立ち上がり相変わらず興奮状態で薬局の中に戻ろうとしたので、少し安堵する。安心して再度肩を掴んで周辺を歩かせ喚いたら口を塞いで、頃合いを見計らって薬局に戻り薬を受け取る頃には、ようやくおとなしくなってくれた。
家に帰ってから妹の後頭部を調べてみると、打ち付けたらしいところが大きな赤いたんこぶになっていた。取り敢えず冷やして、近所の外科に行くか尋ねたが行かないというので様子を見ることにした。
夕食後、今日貰ってきた薬を飲むように言うと夕食後だけではなく朝食後の薬も飲んでしまった。その後、寝る前の薬も飲んだらしく、これまでにないほど呂律が回らなくなり夜10時には布団で寝てしまった。