なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

I田さん

今日は母のデイサービスの日。朝、送迎スタッフさんが自宅まで迎えに来られて、50メートル程離れた駐車場に停めた送迎用の軽自動車でセンターに向かう。土曜日は私も妹の面会に行くので、駐車場までは3人で行き、そこで私が送迎車に乗った二人を見送るのがいつものパターンである。


ところが、今朝は3人で駐車場に行くと一人のお婆さんが車のそばで待っていた。
後で母に聞いたのだがそのお婆さんはI田さんと云い、同じデイケアセンターの木曜日の利用者さんで家はその駐車場の前である。(母は火曜と土曜なのだが一度だけ、木曜日に振り替えてもらった時にI田さんと一緒になったとの事)
I田さんはスタッフさんに自分もセンターに連れて行くようにかなり強い口調で言い、後部座席に乗せた母の後から乗り込もうとしている。スタッフさんは慌ててドアを閉め、彼女のケアマネさんに電話したのだが繋がらななかったようだ。そして、今日はI田さんが行く日ではない事、この後迎えに行く利用者さんがいるのでI田さんを乗せると定員オーバーになる事を説明した。しかし、その後のI田さんの返事が素晴らしかった、『私、痩せてるから一人くらい乗っても大丈夫やて』。
I田さんが認知症なのか、ただの我儘なお年寄りなのかは分からないが、車を見送ってから私がI田さんを家の前まで連れて行き、家の中に入るように促したのだが、彼女は家の前で待っていると言った。そして、その次の言葉も素晴らしかった、『これで私が熱中症で倒れたら(センターを)警察に訴えたるわ!』