なんちゃって課長日記

自殺した父、認知症の母、社会的入院中の妹を持つ介護離職者の生活とその周辺

10:30、近鉄俊徳道駅改札口 -> 上本町方面側ホーム、60台前半男性視覚障害者

今日は母を連れて妹の面会に行く途中、私と母が電車を降りてホーム階(3F)から改札階(2F)に降りる階段の途中あたりから自動改札機のアラーム音が連続して鳴り続けているのが聞こえて来た。改札に近づくと白杖を持った男性が繰り返し自動改札機にカードをタッチしている姿が見えたのだが、周囲に駅員の姿は見えない。私がこの駅を使うのは週末の午前中だけなのだが、いままで二人以上駅員がいるのを見たことがない。無人駅というわけではないのだが、いわゆるワンオペというものだろう。そして、彼はアラームを鳴らし続けることで駅員さんを呼んでいたのだろう。
私は彼に声を掛けて状況を尋ねたところ、ICカードの定期はまだ切れていない筈なのに自動改札のゲートが開かないとの事。カードを貸してもらって私がタッチしてみたところ、やはりアラームが鳴り改札機のディスプレイに『入場記録済みなので、二重に入場できません(大意)』と表示された。『入場記録無し』は時折見ることがあるのだが、これはその逆パターンと言う事か、おそらく彼は一旦タッチした後、間違ってもう一度タッチしてしまったのだろう。ディスプレイの表示が読めない彼がこの立ち往生してしまうのも無理はない。
私はこのまま改札を通り抜けても着駅で問題なく出場できると判断し、彼に状況を説明して改札機のゲートを力づくでこじ開けて改札内に通し、私の肘を持ってもらって上本町方面のホームまで連れて行った。ところがホームに上がったところで、彼は私が駅員ではないことに気付いたようで、普段は駅員さんに乗せてもらって乗り換えの鶴橋駅と着駅の難波駅でも駅員さんに対応してもらっているとのことを教えてくれた。
『それじゃあ、難波まで送りますよ』と云いたいところだが、今日に限って母を改札口に待たせているし、妹も病室で待っている。
見渡しても反対側のホームにも駅員さんはおらず、一人だけ女性が同じ方向の電車を待っていたので、その方に事情を説明して彼を鶴橋で降ろしてそこの駅員に引き継いでもらうように頼んだところ、快く引き受けてくれた。私は安心して二人と別れ、再び改札口まで戻るとさっきまで居なかった駅員がいたので、状況を説明して二人がいる待合室に向ってもらった。