なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

面会

今週もガラス越しにエレベータの見えるところに座って妹は私を待っていてくれた。面会室に通され差し入れを食べさせ、支離滅裂で脈絡の無い話に相槌を打つ。耳を塞ぎたくなるような黒い言葉が妹の口から出ないだけでも嬉しく感じる。手の爪に剥がれかけたコーティング剤のような物がキラキラしていたので聞いてみると木曜日のOTでピンクのマニキュアを塗ってもらったが、お風呂に入ったら消えたと言う。
20分もしないうちに部屋に戻ってしまったが、「また土曜日な!」と言ってくれた。