なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

母.認知症.右手の爪が切れなくなる

ショートステイに行く15分くらい前になって、「爪を切りたい」と言い出す。確かに少し伸びていたので「じゃあ深爪しないようにね」と言って爪切りを渡す。
自分では足の爪はもう切れなくなったので通所デイでお願いしていたのが、手の爪はまだ切ることが出来ていたので、私は家事や諸々準備をしていて母には注意を向けていなかった。しばらく今度は「あれ、まだ爪が伸びてるわ、爪切りどこや?」と言うので、母の目の前にある爪切りをもう一度手渡した。しばらくしてまた同じ事を言い出したので、見てみると左手は切れているが右手がまだ伸びたままである。右手の伸びた爪を見て一生懸命左手の爪を何度も切っていたのだと理解するのに時間は要らなかった。私はその事を説明しながら母の左手に爪切りを持たせようと何度も試みたが、結局それが出来ずに右手で持ってまた左手の爪を切ろうとする。これ以上は深爪のおそれがあるので、一旦それを終わらせて爪切りを母の手の届かないところに仕舞う。
ショートステイの送迎に来てくれた相談員の方に事情を説明して、爪切りをお願いする。
これから手足共に爪切りは通所デイで定期的にお願いすることになるだろう。