なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

妹.COVID-19.ガラス越し面会

私がエレベータを降りると妹はガラス越しのデイルームからこちらを見ていた。先日電話で話していた通り、髪はカットされていた。差し入れをスタッフに渡して、ガラス越しに少し話をする。妹は言葉も明瞭で目線も合う、表情も明るく元気だったが、言いたい事だけを言い、聞きたい事だけを聞いてとっとと詰所に差し入れを受け取りに行ってしまった。ガラスの壁越しに私の目の前を箱ティッシュのパックを抱えて歩いて行く妹に手を振るが、彼女はまるで気付かないで病室に戻っていった。