ラズパイのUSBブートについてはググれば日本語でも出てくるのでその説明はしないが、その過程で別件で躓いていたので書き残しておきます。
結論から言うと、セルフパワーの外部HDDドライブ*1は、コールドスタートするときに電源を入れ直さなければならない。
元々NASのストレージとしてSATA3.5インチHDD(6TB)を外部電源で電源スイッチの付いた外付け用ケースに入れてUSB3で接続しており、そこに新たにブート用のM.2 SSDを外付けケースでUSB3で追加接続し rpi-clone でブートイメージを作成等々セットアップ。そしてラズパイをシャットダウン、電源を落としてマイクロSDを取り外し、電源を入れてコールドスタート。
しかし、SSDからのUSBブート自体は始まったが途中で止まってしまい、起動できなくなる。1時間半ほど調べて試してしているうちに、件のHDDの方のドライブの電源を入れ直したら正常に USBブートで起動し、OpenMediaVaultによるNASも問題なく起動できた。
勝手な想像だが、こんな感じだろうか?
- OSがシャットダウンがする時にHDDドライブにそれが通知されてヘッドを安全地帯に移動したりしてドライブも安全に電源を落とせる状態になる。
- 逆にそこからの待受的な状態にするには電源(再)投入する必要がある。
- 今回のトラブルはこの待受状態になっていなかったためである。
- USBバスパワーのHDDならばコンピュータと連動してHDDの電源も入り切りされるので、こんな問題は起きない。
- セルフパワーのHDDならばコンピュータの電源が切れている間に、HDDの電源を切り入りしなければ待受的状態にならない。
いずれにせよハードウェアに対して無知であることを思い知らされて恥ずかしい。
*1:少なくとも私が使っていた3.5インチの外付けドライブケースと6TBのHDDは