自宅介護サーバ*1として、2019年6月から運用しながら機能を追加し続けてきた RaspberryPi Zero W。諸々問題、懸念するがあって同 4B に乗り換える。
- ZeroWでの問題点、懸念事項
- 1分間隔で動作させているデーモン*2のCPU負荷が90%以上で20秒近く継続している。
- SSHが遅くなってきた。最悪の場合、エコーバックが返ってこない。
- DBアクセスで頻繁にファイルへの書き込みがあるので、ファイルシステムとして使用している安物のマイクロSDカードの寿命を考えると、いつ逝ってもおかしくない。
- 2.4GHzのWiFiのみで有線Etherがない。
- 4Bに乗り換えてのメリット
- 1分デーモンのCPU負荷は20%程度で、3秒程度に終了するようになった。
- SSHはストレスなく利用できるようになった。
- USBブート可能なSSDで、ファイルシステムとしての速度向上、高寿命。
- 1GigaBit有線Etherで接続。 WiFiはOffで運用。
- センサーデータを加工して表示するWebのレスポンスが体感的に5〜10倍くらい高速になった。
乗り換えは手こずるかと思ったが、結局 ZeroWで運用していたマイクロSDカードを4Bに刺して動作した。それを rpi-clone で SSDにコピーして、raspi-configでUSBからのブートを優先度するように設定し、一旦shutdownして マイクロSDカードを抜いて再起動してみたところ、無事にOSが起動し、各種サーバプログラムも動作した。*3