布施ラインシネマで鑑賞。
さ〜〜〜〜、今日は泣くで〜〜〜〜!っと思って観に行ったんだけど惜しくも泣けなかった。
まず大人の役者の芝居と云うかキャラ設定が不明確。 主役の大沢たかおは良しとして、松雪泰子、阿部サダヲの2人は中途半端な演出でもったいない事をしている。 吉田日出子、藤村俊二と云う大駒もはっきりした悪役に回ってもらった方が、観ている方も安心して主題を飲み込めるのではないだろうか?
それに引き換え子役達はイイ芝居をしていた。深澤嵐、小林涼子、クラスメート達、この手の作品では子役達の稚拙な演技に苦笑いする事が多いのだが、この作品では多分、大人の役者に対する演出が不足している分、子供達の演技に監督は注力したのだろう。
フムフム、監督の河野圭太って今回で映画監督デビューなのか。。。
深澤嵐演じる太一とヘレンの二人だけの楽しい事、辛い事のエピソードがもっとあれば良かったと思う。ヘレンが死ぬときに太一が花を摘んで来て弱っているヘレンの周りを花でいっぱいにしてあげるのも、母親の撮った写真からきているのだがそれは太一にとっては母親への思慕からそうさせると云うのは理解出来るが、観ている俺の方の皮膚感覚からすると、それは太一に寂しい思いをさせた母親の仕事(カメラマン)と云う原因であるという意識が強いので納得出来ないのである。このあたりが、泣けなかった理由だと思います。
【公式】子ぎつねヘレン
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