なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

転校生-−さようならあなた−- (2007,日本)


梅田ガーデンシネマ、スクリーン1で鑑賞。
画面がナナメだ。ただ走っているだけなのにナナメだとスピード感と不思議感がアップする。 大胆なカメラワークだが慣れてくると違和感は無くなってくる。
82年の前作とは舞台も尾道から長野に移って全く別のストーリーかと思っていたのですが、印象的だったセリフはそのまま残っているし、長野よりも尾道への思い入れが強く感じられる。
サブタイトル『さようならあなた』について上映前に考えてみた。前作では二人が互いのカラダに触れて『さようなら私』『さようなら俺』と言っていた。多分これが『さようならあなた』になってしまうストーリーに変わってしまうのだろうか。でも、よく考えたら前作でも『さようならあなた』とも云えるラストだったよなぁ。
主演の蓮佛美沙子を一目見て、こりゃ大林宣彦監督の好みのタイプど真ん中だ!って思った。ただ、やはりここは小林聡美の後任人事と云う事を意識してキャスティングして欲しかった。
あと、田口トモロヲは大林作品には不向きだと思う。
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