なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

古書

左肩に熱が走る。
一瞬遅れて、ダッーン!と衝撃音が来る。
意識が遠くなると同時に、うつ伏せに倒れた。
振り返る事も出来ずに、僕は背中から撃たれた。


僕を撃った君は、喜んでくれているか。
「やった、殺してやった」って笑ってくれているか。
君の憎しみが癒えたなら、僕は無駄死にじゃない。
君に殺されるために、生まれて来てよかった。