2008-01-09 古書 樹 左肩に熱が走る。 一瞬遅れて、ダッーン!と衝撃音が来る。 意識が遠くなると同時に、うつ伏せに倒れた。 振り返る事も出来ずに、僕は背中から撃たれた。 僕を撃った君は、喜んでくれているか。 「やった、殺してやった」って笑ってくれているか。 君の憎しみが癒えたなら、僕は無駄死にじゃない。 君に殺されるために、生まれて来てよかった。