なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

愛のむきだし (2008,日本)


第七藝術劇場で鑑賞。(途中休憩有り、パンフレット購入)
年間ペスト候補作品です。
キリスト教、パンチラ、ラブコメ、ヘンタイ、救済と再生。
ヒロインと準主役の女優陣が素晴らしかった。満島ひかりはこの映画で初めて観ましたが、可憐さとエロさをイイ感じで併せ持っている逸材です。渡辺真起子はだらしない中年女性の演技で女優としての幅の広さ、底力を見せてくれました。そして安藤サクラは、正直いままでとは別人かと思うくらいの演技力で迫力ある汚れ役を演じきっています。
劇場鑑賞で途中休憩ありは『七人の侍』『2001年宇宙の旅』以来の経験です。予告編を観た感じでは、この手の映画でなんで 237分の超長尺なんじゃろかと思っていたのですが、じっくりと登場人間と物語を観せるには必要な時間だったと思います。
主人公のユウ(西島隆弘)が勃起するシーンが何度かあるのですが、その度に女性の観客がクスクス笑うのに対して、男性客は笑えるシーンとユウの気持ちが判るので笑えないシーンがあります。このあたりの観客の男女差も判って面白かったです。
愛のむきだしとは