なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

面会

エレベータのドアが開くとガラスの向こう側に妹が待っていてくれた。
面会室に入り話した感じでは口数は少ないが受け応えも良好で目線も合う。昨日の電話の調子ではかなり情緒不安で危険な感じがしていただけに拍子抜けする。


妹「今日は何の日か知ってるか?」
私「何の日なん?」
妹「今日は文化の日やで」
私「それだけ?」
妹「それだけや」
今まで妹からそんな『今日は何の日』的な話題を振って来た事はなかった。今日は父の命日である。それを知っていたのか、忘れているのに何かがそうさせるのか。いずれにせよ、今日は父の話題は出なかった。


妹は「薬のせいで生理がない」と言う。8月11日の面会で生理中であると記録があるのでもしかするとそれを最後に閉経した可能性もある。もしそうならば妹を不穏に駆り立てる材料が一つ減った事になるので私としては喜ばしい事です。