なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

本.読了.ドストエフスキー著、江川卓訳『罪と罰』

1ヶ月強掛かりましたが、『罪と罰』を読み終える。
文庫本3巻で1200頁と云うボリューム、正直読み切ったという達成感もなくただただ読み流してしまったと言う感じ。もっと悪く言えば読んだフリをしただけのような気分である。
19世紀のロシアでの社会主義体制、宗教観や世相、生活様式と言った社会背景に対する無知が理解を阻む。最初に躓きは住居である。そこは日本で言うところのマンション、アパート、長屋なのか? 家主がいて、庭師(管理人的な存在?)がいて、借りている人がいて、更にその一室を借りている人がいる? 4階建? 平屋? ??????? 全くイメージが湧かない。
宗教的な示唆を含む語句の脚注も私の知っている日本語ではなく、読んでも理解出来ないのであればむしろ読まない事にする。

高尚な行動(今回は読書)をしてみたところで、低俗な私が高尚な人間になれるわけではないと思い知る。