なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 (2010,日本)


なんばパークスシネマ、スクリーン2で鑑賞。
年間ベスト候補作品です。
悲しい映画です。自分の人生が自分の思うようにならない。夢も希望も将来も愛も何もない。弱いものは虐げられ、虐げられたものは更に弱いものを虐げる。悲しい連鎖。
監督の大森立嗣は初めて見る名前だったので、ググッてみたら麿赤児の長男ですと! って云うことは大森南朋の兄にあたる人なのですね。
期せずして直前に観た『ボックス!』と高良健吾主演が重なりましたが彼の演じたジュンのケンタ(松田翔太)への友情を超えた執着は、人は誰かから必要とされなければ生きている意味が無いと訴えているのだろうか。
安藤サクラの愛されない女の演技も良かったです。