なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

面会

看護師より数日前から不穏状態で終日病室のドアを施錠していたが、少しずつ良くなって来たので今日から時間を限定して解錠します、との事。
病室に入ると妹はベッドで寝ていたようで、かなり薬も効いているのか、いつものように差し入れで釣り出そうとするもなかなか起きてこない。今日はこのまま帰った方がいいかな、と思いながらも粘ってみるとなんとか起き出したので椅子に座らせて食べさせる。無言のまま食べ終わるとトイレに立ち、戻ってきてからウェットティッシュで顔を拭いてやる。椅子に座って向かい合ったまま妹も私も今日は言葉が少ない。でも、変顔してみたら少し笑ってくれた。
私が帰ろうとすると「もう帰るの? 寂しいなぁ。ご飯食べて行き。」と言ってくれた。心の中で泣く。