なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

母.介護.認知症.通所デイサービス乗り換え(3).精神科病院受診、施設見学、利用手続き

ここでの詳細は割愛するが、午前中に診察、検査、手続きを済ませて、6月21日(月)より月水金で精神科病院に併設された重度認知症デイケアに通所する運びとなる。

手続きが終わり、配車してもらったタクシーが来るまで病院の待合室で待つ。それまで付き添ってくれていたケアマネ氏も帰り、施設側の担当者のY氏も仕事に戻られ、それに加えてさっきまで大勢の患者さんでごった返していたそこには、もう私と母しかおらず閑散としていた。さっきまでのお祭り騒ぎが、一瞬で嵐の過ぎ去った荒野のような場所にたった二人だけで取り残されてしまい不安に包まれる。

そして私はここにきてようやく出禁となった事で、失ってしまったものの大きさに気付かされる。
5年間通った通所デイでのケア内容、利便性、スタッフへの信頼と安心感と云ったカタチのないもの、これまで当たり前のように母と私が享受していた暖かいサービスのいくつかをこれからはもう得られない。

出禁の話が出た時、単純に別の施設に乗り換えればそれで済む話だと思っていたので、あまりよく考えずにケアマネ氏に丸投げして性急に話を進めてもらった事を今になって反省している。当初から引っ掛かっていた『介護保険ではなく医療保険の適用』の意味を単に料金面の違いだけと自分に都合の良い解釈をしていたが、このポイントだけでもっと掘り下げて調べていれば、この後悔は無かったと思う。

同時に、この母の晩年にこの通所デイで過ごせた5年間はとても恵まれた時間であったと思います。