なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

妹.ガラス越し面会

私が到着した時には先客、ヒロミさん*1の両親がいて一組しかないインターフォンを使用中だったが、スタッフに差し入れを申し入れると同時に妹を病室から呼び出してくれて妹は程なくして、先客から数メートル離れたガラス越しに椅子を用意された椅子に座る。しかし、インターフォン無しだと声は届きにくいので、私は「(ヒロミさんの面会が終わるまで)ちょっと待っててね」と云うが妹には聞こえないらしく、いつもの確認事項を力無く口にしているがはっきりとは聞き取れない。来週は面会に来れないことだけはなんとか伝えたかったのだが、妹は席を立って詰所に行ってしまった。幸いスタッフが状況を察してくれてもう一度妹を椅子に座らせてくれた。
聴くとは無しに聞こえて来たヒロミさんと両親の会話は差し入れしてもらうシャンプーの香りについてに終始していた。*2
妹に静かに座って待つように伝え続けていると、ヒロミさんのご両親が察してくれたのか、『フローラル』と決まったところで面会を切り上げてくれた。もっと話したい事があっただろうに、申し訳ない事をしてしまった。
反省、改善ポイント:先客がいる場合、差し入れの申し込みを含めて終わるまで待つ事。

インターフォンが使えるようになり妹と話すが、塞ぎ込んで涙を滲ませたりして精神状態はかなり悪そうである。それでもなんかと来週は面会に来れない事を伝えると、分かってくれたようである。

スタッフによると「元旦は『なんでお兄ちゃん来ないの!』と喚いてスタッフに『アホ、ボケ、カス』と怒鳴り散らしていたが、二日から落ち着きました」との事。先週「大晦日、帰るから迎えに来て」と言っていたのに、曖昧に答えていたのがよくなかったのかもしれない。

次回予定:1月20日(土)

*1:仮名、1年くらい前に入院した若い女性、これまで何度も面会時にコンフリクトするので便宜上仮名を付ける

*2:他人から見ればたわいも無いことだが、患者本人には重大事である。