なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

戦火のナージャ (2010,ロシア)


テアトル梅田、スクリーン2で鑑賞。
年間ベスト候補作品です。
童貞のまま19歳で死に逝く兵士に乞われてナージャがおっぱいを見せてあげるシーンは、寒々とした灰色の戦場の中で唯一ナージャの背中だけが温かく生きている、戦争の悲しさを際立たせるいいカットでした。このラストシーンを年間ベストシーン候補とします。
過激な描写に目を覆わんばかりですが、戦争の悲惨さが伝わる名シーン(エピソード)ばかりです。
以下、観終わってから知ってびっくりしたこと。
(1) 150分の長尺。そこまで長いとは感じ無かった。
(2) 3部作の第2部。エンドロールが始まって客席全体でポカーン状態。
(3) 主人公ナージャを演じた女優の実名もナージャ。しかもニキータ・ミハルコフ監督の娘さん。
(4) 監督もナージャの父親役であるコトフ大佐を演じている。つまり父と娘は作品の中でも親子として出演。
(5) レイティングG指定(一般指定)。激しい描写がいっぱいあるのになぁ。
http://www.senka-nadja.com/