なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

精神科クリニックに通院介助

妹はクリニックに着くや否や受付で父の死を大声で報告。診察でも医師にそのことを何の感情も伴わずに話す。ここまで父の死に何ら悲しみ表情や言葉も表さない、同じ家族としての感情を共有出来ない妹がやるせない。
妹には父が心筋梗塞で死んだと伝えているのだが、きっと自殺であったと本当の事を伝えたところで彼女は何かを感じるわけではないと思うし、父を自殺させたうつ病の大きな原因が彼女自身にあることを理解することも出来ないだろう。
医師は一通り妹の診察を終えた後、妹を診察室から出して二人きりで私の話を聞いてくれた。父の最期、それを見てしまった母、妹の反応、私の気持ち。話しながら波が込み上げてくる、それは妹を長期間診てくれているその医師が私の家庭の問題を判っていてくれた人だからだと思う。
クリニックへ行く途中、駅のホームで電車を待っていると、人身事故で電車が止まったとのアナウンスがあり、すぐに改札に戻りICカードの入場記録を消去してもらいタクシーでクリニックへ移動。
出来るだけ母を妹から解放するために、帰りはタクシーに乗りたがって愚図る妹を説き伏せながら八尾まで徒歩で移動し、買い物、昼食で出来るだけ時間を潰してから帰宅。