なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

 妹の精神科クリニックに呼ばれて私一人で行く。

前日、M医師から電話で色々話し、「お兄さん一度一人で来てください」と云うことになる。これまでは妹と一緒だったので大した話も出来なかったのが、今回は妹の自宅での様子や、暴れっぷりを説明。M医師が最も問題視しているのはやはり薬を処方箋通り服用していない事だったが、私はもう妹に力づくで正しく服用させる気力すら失せてしまっている、そんな話など。

一通り妹の話が終わってから、意外な話を医師から聞かされた。昭和63年に、一時的に父もうつ病でM医師の診察を受けていたそうです。その頃、父は長年勤めていた会社と他社との間で作られた合弁会社の新しい工場に転勤となり、そこでの仕事の進め方を巡って人間関係を拗らせて退職、前後して祖母が亡くなるなどストレスが原因だったのだと思う。

当時のカルテはもう残ってないとの事で、詳しい事は解りませんが、父の伯父(私からは大伯父)の一人に統合失調症(当時は分裂病)がいて、父はその事と妹が知的障害を持って生まれてきた事の関連があると考え、悩んでいたとの事。(医師にも確認したが、この二つの事に関係は無い)