なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

父.父が自殺に到るまでを振り返る

今週のお題「おとうさん」 と云う事でいい機会なので父の自殺について思うところを書き遺して置きます。

父が2015年11月3日に自殺した後、どこにターニングポイントがあったのかと考えると、2014年8月に『妹を入院させたい』と言った事を真っ先に思い出す。
その時、私は父がどれほど追い詰められていたのか考えもせず、私はただ妹を入院させるのは可哀想だと云う思いから、それまで主に父の役割だった一番手の掛かる通院介助を私が交代する事を条件に、父を説き伏せて妹の入院を思い止めさせました。ここがターニングポイントでした。
何もかも遅すぎますが、今思えば浅はかでした。その時は(今もそうかも知れませんが)妹の事しか見ておらず父の事は二の次でした。周囲への問題行動が悪化する一方の妹と同居すること自体が父には耐えられないストレスだったようです。
その結果、自殺を考え始めるようになり2015年5月には心療内科を受診して鬱病と診断され、投薬治療で少しずつ快方に向かっているとばかり思っていて、私も母も気を抜いていたその朝、自宅で首を吊りました。
おとうさん、ごめんなさい。 あの時おとうさんが言うように妹を入院させていれば、きっとあなたは今でも元気でテニスコートを走り回っていたはず。
おとうさん、ごめんなさい。私があなたを死に追いやってしまった。

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