なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

母.介護.就寝中大量尿失禁

今朝、私が母を起こそうと介護ベッドに向かうと、既に目が覚めていたいたようでアカシジアによるジタバタ状態だった。布団を剥がすと脇腹から太ももまで大量の尿汚染。防水シーツ、羽毛掛け布団のカバーはもちろん中身まで汚染していた。
ここ半年以上、就寝中の紙オムツの外への尿汚染は無かったので、この状況を目にするのは久しぶりである。
尿をたっぷり吸って重たくなったフリースの上下を脱がせると、今回の尿汚染の原因が見えてくる。紙オムツが下にずれ落ちて殆ど脱げている状態になっていた。骨盤を挟み込むようにウェストを止めるマジックテープが剥がれたのかと思ったが、昨夜私が締め上げた位置で張り付いていた。つまり、手を使わずアカシジアの身をよじる動作だけで、ギッチギチに締め上げたテープ式おむつを脱いでしまったのである。

ベッドの上で服を脱がせて全裸にし、大判のウェットシートで全身を清拭、リハパンを穿かせて車椅子でトイレ移動、便座に移乗、シャツを着せて排尿待ち。その間もまるで私の手ぬるい介護を嘲笑うかのように、アカシジアによるジタバタで妨害をしてくる母。どんな拘束や締め付けも諦めずに抗い続ける母の反骨精神、それは認知症になった事で母の本来の気質が顕在化したのではないだろうか。

母をトイレに残して尿臭と湿気の籠った介護室の窓を開け換気。外は雨。汚れ物を全部浴室に放り込む。

トイレで服を着せて、通常のモーニングルーティンに移行。雨天装備で母をデイバスまで送り届ける。不幸中の幸だったのは、今日が比較的時間的に余裕のある火曜日で良かった。

母を送り出してから浴室に入れた汚れ物の対応。衣類、防水シーツ、布団カバーは、水洗いで予洗し、順次洗濯機で本洗い。羽毛布団はダメもとでお湯を入れた浴槽で踏み洗いし2Fのベランダで干す。乾燥したら状態を見て廃棄するか、今度は洗剤で洗って再使用できるかを見極める。

今夜に備えて、スペアで用意していた羽毛布団を開封。新しい防水シーツ、掛け布団カバーと共にベッドメイク。明日に備えて、次の新しい羽毛布団をAmazonに発注。

昨夜のカメラ映像、紙オムツを着けている箇所を見る。片側2本、計4本のテープが腰骨(骨盤)を挟み込んでガッチリ固定しているのを確認している私がいた。しかし、普段より少し前が長くなっている事も見て取れる。今回の尿漏れの原因はもちろんアカシジアのジタバタである事は明確だが、この紙オムツの前後がアンバランスだった事が要因の一つではないだろうか。(←反省ポイント、要対策)

2022.11.06追記
羽毛布団、浴槽でお湯で踏み洗い後に2昼夜干してぺったんこの状態になり外側は乾いているが中の羽毛はまだまだ湿っている。キルトのブロックをひとつずつパフパフして膨らませ、さらに1昼夜干したところで完全に乾いたようで元のフカフカ状態に戻る。匂いも取れたようなので、袋詰めしてスペアとして再利用する事にする。