なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

介護回顧録.自宅介護DIY.エアコンのリモコン

夕方、暑さに耐えかねて今シーズン初めてエアコン(冷房)を使う。そのリモコンに貼られたテプラを見て、母がまだ軽度認知症だった頃の事を思い出す。
夏のある日、私が仕事から帰ってくるとリビングは冷房が効きすぎていて肌寒いくらいで、部屋の片隅で母は寒さに震えていた。いつも28度にしてあるリモコンの温度設定は最低の18度になっていて、母に聞いてみると「寒くなってきたから冷房を下げようとしたのに、もっと寒くなってしまって。。。」と言った。そうか、『冷房を下げる』つもりで『温度を下げる』ボタンを押して、更に寒くなったのでまた同じボタンを押してを繰り返しているうちに最低の18度にまでしてしまったのだろう。

その夜、私がエアコンのリモコンに貼ったテプラは写真の通りで、寒い時と暑い時に押すボタンを示している。しかし、母がこのテプラの意味を理解できたのはその夏までだった。