なんちゃって課長日記

社会的入院中の妹を持つきょうだい爺の生活とその周辺

母.認知症.介護エラー.イオンで行方不明になる

歩行訓練で薬局、神社、お寺を回ってイオンへ。入ってすぐに私が豆腐を1丁買うか2丁買うかを考えている内に母が奥の方に行って突き当たりを曲がり見えなくなる。それはいつものことで角を曲がればその辺にいるのだが、今回だけは違ったようで買い物をしながら店内のどこを探しても見当たらず。携帯電話を持たせているので何度か掛けてみるが出ない。とりあえず会計を済ませて、しばらく店内から掛け続けると2,3コールで着信してすぐ切れるようになる(取り敢えず母が無事で有ることはこれで分かった)。一瞬繋がった音から母はもう店内に居ないことがわかり、私は電話を切られ続けながら店を出てまず自宅へと戻り、食材を冷蔵庫に入れる。荷物を下ろして、身軽になりもう一度探しに出る。あっちこっちを探しながら電話を掛け続けていると徐々に切れるまでの時間が長くなってきて、漸く母の声が聞こえる。がまだ電話機を耳元口元には持って行ってはくれないようで、通話は10秒も持たない。それでも、音から車道のそばではないことは分かった。まず、先週母がリハビリデイの帰りに迷子になって彷徨った川沿いの道を探し、イオンのそばに戻る。
少し会話ができるようになり、「どこにいるのか?」「そこから動かないで」と伝え続けるが理解できないようである。歩き続けているようで「しんどい、ハァハァ」と言う声も聞こえた。その時点で行方不明から30分、家を出てから1時間以上経過していて、そろそろ休憩させないと危ないと思ったので「そこで止まって座って」と言うがそれも理解できず。その後、「今薬局にいる」と言うので「薬局の人に代わって」と言うが、また切れる。もし、薬局の中にいるならば薬剤師は母の認知症のことを知っているので保護してもらえるが、背後の音から薬局ではない可能性が高いのでもう少し、電話を掛け続けながらイオン周辺を探していると少し離れた商店街の通りで、私の方に向かって電話掛けながら歩いてくる母を見つける。足取りはまだしっかりしていたが汗だくだった。行方不明から40分が経っていた。

  • 今回の反省ポイント
    • イオンで先に歩かせてはいけない